【名古屋市東区】クールな版画作品に目が釘づけ!「MOMO GALLERY」でシルクスクリーン×ドライポイントの版画作品展が開催中です!~2025年3月16日まで
「Memory of LandscapeSae Ishizuka Solo Exhibition」開催中!
東区百人町の古民家・現代アートギャラリー「MOMO GALLERY」で、現在開催中の石塚 紗詠「Memory of Landscape Sae Ishizuka Solo Exhibition」に行ってきました!
「MOMO GALLERY」では、新進気鋭のアーティストの作品展示・販売を行なうほか、オーナー・MAYUMIさんによる着物の着付けも行なっています。「徳川園」にも近いので着物姿で散策するのも楽しそうです♪
前回の展示はこちら↓
【名古屋市東区】グラフィックアートのクッキー缶やアパレルも販売「じいちゃん家でGraphic展」を観に「MOMO GALLERY」に行ってきました!
「Memory of Landscape Sae Ishizuka Solo Exhibition」概要
開催日:2025年2月23日(日)~3月16日(日)
時間:月~木10:00-15:00/日・祝12:00-17:00
休廊日:金・土
入場料:無料
「京都市立芸術大学大学院」在籍中のアーティスト・石塚紗詠さんによる作品展です。
シルクスクリーン技法とドライポイント技法を併用した版画作品を展示・販売しています。
■石塚 紗詠
2000年生まれ
大阪府出身・京都市拠点京都市立芸術大学大学院
美術研究科修士課程美術専攻細目版画 在籍日常で何気なく見る風景。その記憶を元に描いた線を
用いて版画作品を制作する。
写真を撮らずに、ただ見ていただけのものは時間が
経つにつれて忘れてしまったり、明確に思い出せなく
なっていく。
電車の車窓から見えた鳥、いつもの帰り道で見た空の色、
人とすれ違った時に感じる風。
それらは忘れてしまいそうであるが、どこか印象的で、
覚えていたいものもある。そのようなものの記憶を思い
返しながら線を描き、版に起こす。
版の重なりによって隠れる記憶、浮き彫りになる記憶。
覚えていない部分は空白になったり、版を作っても
刷らなかったり。
ぼやけた線や、まだらに刷られた色面は、景色の動き、
記憶の移り変わりや曖昧さを連想させる。
(石塚 紗詠)
シルクスクリーンとドライポイントとは
ひと口に“版画”と言っても技法は様々。筆者は紙版画と木版画と芋版ぐらいしか馴染みがなかったのですが、例えば木版画は「凸版」と言い、インクを版上の凸部に塗って紙に摺る方法。石塚さんが作品で用いている技法は2つあります。
●シルクスクリーン
Tシャツなどでも使われるシルクスクリーンは「孔版」と言い、木やアルミなどに張ったスクリーンの目を、絵柄や模様の部分のみを残して、インクが通らないように目止めをし、絵柄や模様の孔部分から下の用紙や布にヘラやハケなどでインクを落として刷ります。
●ドライポイント
版上のへこんだ溝の部分にインクを詰め、表面の余分なインクを取り除いてから刷りとる「凹版」のひとつ。先端が鋭くとがった鉄筆(ニードル)で銅板に直接、刻み込みます。刷りとられた線に独特のインクのにじみが生じるのが特徴と言われています。
この2種類の技法とも、説明を聞いているだけで難しそうですが、実際に複雑な作業なのだそうです!青と黒と白が印象的な作品は、クールで部屋に飾りたくなります。すでに売約済みの作品も何点かあるそうですよ!今週中(2025年3月16日まで)なので、ぜひ石塚さんの作品を観に足を運んでみてください♪
MOMOオリジナルグッズも追加!
前回の展示から、少しイメチェンした「MOMO GALLERY」。ギャラリー入ってすぐ横のスペースではアートブックなどを読みながら、ちょっと休憩できるカウンター席になっていました!
オリジナルTシャツに、ロンTが仲間入り!アラビア語で「MOMO GALLERY」と書かれているのですが、“MOMO”の単語の部分がリボンのようにも見えてカワイイです♪
アート巡り散歩がてら「MOMO GALLERY」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
「MOMO GALLERY」はこちら↓