【名古屋市東区】創業は江戸時代!全国の良い品を販売する食料品店「熊野屋」土曜は角打ちスタイル営業も♪
江戸時代から続く老舗食料品店「熊野屋」
東区赤塚町にある「熊野屋」は、全国各地から厳選したこだわりの商品を販売している食料品店です。「熊野屋」の歴史や、いちおし商品、知る人ぞ知る土曜限定の角打ちスタイルのバー営業、2025年初夏に向けての新しい取り組みについてお聞きしました。
「熊野屋」の歴史

江戸時代中期、享保10年(1725年)に創業したという「熊野屋」は、もともと尾張藩御用達の油問屋として、名古屋城に行灯用の植物油を納めていました。現在お店を切り盛りするのは、熊田さん親子。父・博さんが11代目の店主となります。
時代とともに事業が変化していき、博さんの代から、昔ながらの伝統食品や、添加物を極力使用していない食品の販売に力を入れるようになりました。

昔の「熊野屋」の古い写真も残っています!

壁にはレトロな商品看板がズラリ。実際に使用されていたもので、食用油から石鹸、ポマードなど、ありとあらゆる油を使った商品を扱っていたそうです。

お店の奥には「油屋の資料館」が併設されており、江戸時代の資料を閲覧することができます。11月に東区内の「文化のみちエリア」で開催された「歩こう!文化のみち」イベントでも多くの方々が訪れたそうです。

実際に使用されていた行燈など歴史的にも貴重な物が保管されています。

古地図を見てみると、街の変化がよくわかりますね!
「熊野屋」で取り扱っている食品

店内には全国から厳選された食材が所せましと並んでいます。お米やパスタ、レトルトカレー、乾物、乳製品、クラフトビールや日本酒、おかき、スイーツなどありとあらゆるジャンルの食品やお酒に加えて、自然化粧品なども取り扱っています。

特におすすめなのは、東海地方の伝統的な調味料である豆味噌や豆たまり。国産大豆を使用した「熊野屋」オリジナル商品です。特に豆味噌は、熊野屋専用の樽で4年熟成させているため、角がとれて旨みがたっぷり。

豆たまりで味付けされた「たまりピーナッツ」を購入しました。コクのある甘じょっぱさでクセになる美味しさ!気づいたらポリポリ食べ続けてしまいます。お酒のアテにもピッタリです。

「くまのや 有機栽培コーヒー」は、同じ東区の鍋屋町通にある「澤井コーヒー本店」でオリジナルブレンドしてもらっているそうです。

オリジナルエコバッグは、クマのロゴがポイント♪

食品について・食べることについて・生産者について「熊野屋」が大切にしている「良い食品」への想いが書かれた書籍も販売されています。
土曜限定の“小さな喫茶室”

土曜日限定のお楽しみ、角打ちスタイルでクラフトビールや日本酒を提供する“小さな喫茶室”。なんと11:00~昼飲みができるのです!

お酒好きなお客さんが集まり、自然と話に花が咲く素敵な空間が広がっていました!

お店で取り扱っている「カマドブリュワリー」のクラフトビールや日本酒、焼酎などにちょっとしたおつまみが揃います。

「繁桝 純米大吟醸 にごり 生々」(500円)と「おつまみ盛り」(500円※写真は少な目盛りなので300円)を頂きました。フルーティで飲みやすいにごり酒です♪
イベントや新たな取り組みも!

「熊野屋」ではさまざまなお酒のイベントを開催しており、お酒好きは公式Instagramを要チェック!また、お隣のお茶屋さんが閉業し、もともと「熊野屋」所有の古民家だったため、町屋保存活動を本格的に開始。2025年初夏には古民家の一部に東片端にあった「正文館書店」が入るなど新しい取り組みが行われています。ますます目が離せない「熊野屋」に足を運んでみてはいかがでしょうか?
「熊野屋」はこちら↓