【名古屋市東区】市民ギャラリー矢田で「えっほん展2」開催中!“描きたい”気持ちを形にする、大人も楽しめる絵本展
名古屋市東区・ナゴヤドーム前矢田駅から歩いてすぐの「市民ギャラリー矢田」で、絵本原画展「えっほん展2」が開催中です!
子どものための展示と思いきや、実際に足を運ぶと“大人こそ楽しめる”世界が広がっています。
会場には、絵本作家・ながおたくまさんと、その絵本教室「ユトレヒト」に通う生徒さんたちの作品が並び、絵本を“読む”だけでなく“描く”楽しさを伝えるあたたかな空間になっていました。

ながおたくまさん
ながおさんはこれまで7年間、「みなさんの『描きたい』を形にしたい」という想いで、絵本教室を、さらに2年間マンツーマン指導を続けてきたそうです。
受講生の多くは絵や文章が得意なわけではないものの、“描きたい”という強い気持ちを持って通っているとのこと。
孫のために、母への贈り物に、あるいは地球環境を伝えるために。一人ひとりが思いを込めて物語を作っています。
「絵本教室ユトレヒト」とは
「ユトレヒト」は、名古屋市を拠点に活動する絵本教室。
教室名はオランダの都市名に由来し、自由でのびやかな創作文化への敬意が込められています。
子どもから大人まで、経験や技術に関係なく「描くことを楽しむ」ことを大切にしており、これまでに約30冊の絵本を制作。
ながおさんのもとには北は北海道、南は沖縄まで全国各地からオンライン受講生も集まっており、作品展を通じて創作の輪が広がっています。
展示の様子


ながおさんの新作 文字のない大人向け絵本
ながおさんのコーナーでは、新作絵本や「YOUR STORIES(ユア・ストーリーズ)」シリーズや原画の展示も!

「YOUR STORIES(ユア・ストーリーズ)」は、世界に一冊だけのオリジナル絵本を制作するプロジェクト。結婚や出産、学校記念、障がいや災害など、さまざまなテーマで依頼者の物語を絵本にします。販売されているものではないので「えっほん展2」でしか見れません!
各絵本作家さんのコーナーには絵本とともに立体作品を展示したり、ラフ画があったりと様々な趣向が凝らされています。こちらは沖縄からいらっしゃっていたよしだみおきさんのコーナー。自分の経験やリスの生態をもとに絵本を制作したそうです。
おおためぐみさんのコーナー。孫の手がちょんまげになっているという斬新なキャラクターが登場!娘さんにお話しをせがまれた時に、即興で作りあげたストーリーを元に創作しているそうです。
とても緻密なラフ画!制作過程が見てわかるのも面白いポイントです。
すみはるきさんのコーナーでは制作途中の原画が展示されていました!題材はは海の中のお話。実際に大阪の海遊館へ足を運び、ジンベイザメやマンタなどを見てきたそうです。
はしもとさちよさんのコーナーではカメムシを題材にした絵本を発見!普段はウォーキングしながら絵本のネタを考えているのだとか!
「絵本は子どもから大人まで楽しんだり、家族で何度も読み返したり、友達と一緒に笑ったりできます。自分で描いた絵本を読んでもらうのはとても素晴らしいことだと思います。」
そんな言葉どおり、展示室には“手づくりの物語”がたくさん。
子どもが主人公の明るい作品から、やさしい色づかいの幻想的なものまで、どれも個性豊かで見ていて飽きません。
一枚の絵の中に込められた物語を想像する時間は、どこか懐かしく、心を静かに温めてくれます。
それぞれが異なるテーマで、日常の中の“伝えたい思い”を絵本という形にしていたのが印象的でした。
えっほん展2 開催概要
会期:2025年10月21日(火)〜11月3日(月・祝)※10月27日(月)は休館
時間:11:00〜17:00
会場:市民ギャラリー矢田 第2展示室(名古屋市東区大幸南1-1-10 カルポート東 3F)
アクセス:地下鉄名城線「ナゴヤドーム前矢田駅」から徒歩5分
入場:無料
「市民ギャラリー矢田」は、地域の人々が自由に表現活動を行える場としても親しまれています。
ナゴヤドーム前矢田駅から徒歩5分とアクセスもよく、週末のお出かけにもぴったり。
親子で訪れるのはもちろん、絵本やアートが好きな大人がひとりで訪れても、静かに創作の世界を感じられる展示です。ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか?
「市民ギャラリー矢田」はこちら↓





