【名古屋市東区】大曽根で“路上天体観測”!?「OZONE天体観測」さんと覗く、星空と人の温もり
先日、名古屋市東区・大曽根駅前を歩いていたところ、「OZONE天体観測」さんに遭遇しました!思わず駆け寄って、お話を聞かせて頂きました♪
「OZONE天体観測」とは、天気の良い日にふらりと現れる、路上の無料天体観測会。通りすがりの人々に望遠鏡越しの“宇宙の窓”を開いています。望遠鏡が置かれていたら、それが観測開始の合図です。
星を通じて、街と人をつなぐ
「OZONE天体観測」を主催する松山さんは、東京理科大学で物理を学び、企業勤務や大学講師、科学事業マネジメントなど多岐にわたるキャリアを経て、現在は中小企業支援や大学関連のプロジェクトにも従事。その傍らで、「OZONE天体観測」として大曽根の路上で“癒しとつながりの場”を創り出しています。
「星空は、誰にでも平等に開かれている」
この活動は約3年前、松山さんが路上で音楽を演奏する人がいるのを見て「音楽はできないけど、自分には天体望遠鏡がある」と思い立ち、路上での観測を始めたことからスタートしました。また、コロナ禍で人との距離ができてしまった時期に「星空を通じてコミュニティを再生したい」との想いから、活動を本格化。年齢・国籍を問わず、同じ空を見上げることで心がつながる体験を提供し続けています。以来、これまでに累計2,000~3,000人以上の人達と、星空の感動を共有してきたそうです!
月食や流星群の時期には特に盛り上がり、望遠鏡前には約80人が行列に並ぶことも。高校生やサラリーマン、年配の方、外国籍の方、ちょっと怖そうなお兄さんたちまで、望遠鏡を覗いては歓声があがります。なんだかほのぼのする光景ですね♪松山さんは、星空や月の美しさは「太古から人々に癒やしを与え続けてきた」と語ります。忙しない日々に疲れた心も、遥か遠くの宇宙に意識を向けることで「自分の悩みがちっぽけに思えてくる」そんな力が星にはあるのだと。
月を見てみよう!
こちらが松山さん愛用の望遠鏡。筆者もさっそく覗いてみました!
と、思ったのですが、空が曇ってきてしまったのでカラオケ店の看板を眺めたりしてイメトレ。
その後、少しだけ雲間が晴れて月の撮影に成功!

とある日の月※画像提供:大曽根なび様
よく晴れた日だと上の写真のように見える日もあるそうです!
「OZONE天体観測」さんにはどこで会える?

とある日の天体※画像提供:大曽根なび様
ちなみに「どこに出没するの?」と気になった方は、Googleマップで“大曽根天体観測”と検索してみてください。大曽根駅前か「ビストロ 和み鶏」前が表示されるので、そのどちらかにいるそうですよ♪また、大曽根商店街で満月の夜に開催される「満月夜市」にも参加されているので「つどいタウン@大曽根商店街」のInstagramなどをチェックしてみてください(※2025年7月・8月はお休み)。
一緒に、星を見上げてみませんか?

とある日の月※画像提供:大曽根なび様
夜空が澄んだ日、大曽根の街角で望遠鏡を見かけたら、それはきっと「OZONE天体観測」の夜。あなたもふと立ち止まって、宇宙の入り口を覗いてみてはいかがでしょうか。
「OZONE天体観測」はこちら↓