【名古屋市東区】豪州出身の監督による日本のシングルマザーの現状を描くドキュメンタリー映画『取り残された人々:日本におけるシングルマザーの苦境』が3月8日~上映されます@シアターカフェ
『取り残された人々:日本におけるシングルマザーの苦境』上映スタート
東区白壁4丁目にある映像が観れるカフェ「シアターカフェ」は、シネマコンプレックスなどで上映される機会の少ない、短編映画やアニメーション作品を中心に上映しているカフェ。
2025年3月8日(土)から、日本における“シングルマザーの貧困”の現状を描くドキュメンタリー映画が公開されます。
『取り残された人々:日本におけるシングルマザーの苦境』(2023年/78分)
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※画像提供」シアターカフェ様
2024年秋に公開され、日本に留まらず海外で反響があったドキュメンタリー映画です。監督を務めるのは、今回が初監督作品となる、オーストラリア出身のライオーン・マカヴォイさん。日本に20年以上暮らす、プロレスラーでもあり、映像作家でもあります。
作品は、日本社会が抱える重大な課題のひとつである“シングルマザーの貧困”にスポットを当て、数名のシングルマザーの生の声を取材。海外の専門家からの視点やシングルマザーへ支援を行う団体の意見とともに、日本の社会・文化・歴史の各方面からこの問題について深く掘り下げています。
■あらすじ
この作品は、日本のシングルマザーが直面する切迫した苦難と、知られざる日本の隠れた貧困を描いた78分の長編ドキュメンタリー映画である。日本は世界第3位の経済大国であるにもかかわらず、子どもの貧困は数十年来の課題であり、先進国で最も高い子どもの貧困率となっている。これは、日本政府が見過ごしがちな長年の社会問題である。このドキュメンタリーは、無視されてきた社会問題と、家族が崩壊したときに母子が陥る貧困の罠を描いている。
文部科学省選定作品
■上映スケジュール
日時:3月8日(土)~14日(金)※火水定休
3月8日(土)・.3月9日(日)①14:00~②16:30~
3月10日(月)・13日(木)・14日(金)①14:00~
料金:1300円+1ドリンク(600円~)
定員:19名
「シアターカフェ」イベント予約ページより予約できます。
ライオーン・マカヴォイ監督プロフィール
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※画像提供:シアターカフェ様
日本に22年在住。
2015年にジャパンメディアサービスを開業。
自作映画製作をきっかけに自身で脚本・監督・プロデュース・撮影・編集全てを自身で行い多岐にわたり技術を習得し、その能力が認められオリンピックIOC、英国のBBC, NHKワールド、東京観光財団、マンチェスターユナイテッド、ウバーなどの作品を手掛けてきた。
格闘家としても才能を発揮し、他者にはないそのバイタリティーと感性で今後が期待されるオーストラリア人監督である。
※シアターカフェブログ「カッパとリンゴ」より引用
ひと足お先に映画を鑑賞させて頂きました
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※画像提供:シアターカフェ様
日本の子どもの7人に1人が貧困にあるという現実や、シングルマザーの就業率が85%と他の国と比べて高いのにも関わらず、半数以上が貧困ラインにあるということなど、初めて知ることが多かったです。ただ「シングルマザーが可哀そう」という現状を描くのではなく、具体的な数字や、これまでの日本の文化・歴史の方面から見た解説が入ることで、ロジカルに“シングルマザーの貧困”問題を、よりリアルに感じることができました。
シングルマザーのお坊さんが2名出てくるのですが、そのうちの1人の方は元夫から壮絶なDV体験を語りながらも、現在は子育てにバンド活動に子ども食堂の運営と、さまざまな活動をされていて力強く笑う姿が印象的でした。「シアターカフェ」で、ドキュメンタリー映画『取り残された人々:日本におけるシングルマザーの苦境』をご覧になってみてはいかがでしょうか?
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