【名古屋市東区】思い出の“ゆらぎ”を描く林柚里さん個展『うたたねと麦』がMOMO GALLERYで開催中
名古屋市東区・百人町にある「MOMO GALLERY」で、若手作家・林 柚里(はやし ゆり)さんの個展『うたたねと麦』が開催されています。会期は 2025年11月9日(日)〜11月23日(日) まで。
金曜日・土曜日はお休みとなっていますので、来場の際はご注意ください。
うたたねと麦
林さんは愛知県を拠点に活動し、2021年に名古屋造形大学・洋画コースを卒業。日常のふとした光景を、独特のタッチとゆらぎのある線で描く表現が特徴です。
■林 柚里 𝚜𝚘𝚕𝚘 𝚎𝚡𝚑𝚒𝚋𝚒𝚝𝚒𝚘𝚗「うたたねと麦」
期間:2025年11月9日(日)〜11月23日(日)
時間:月~木10:00-15:00/日・祝12:00~17:00
定休日:金・土
展示空間には、遠くから眺めると一見抽象的に見えながら、近づくほどにモチーフが少しずつ浮かび上がってくる絵画が並びます。
ふと歩く犬の尻尾の動きを、
なぜか見続けてしまう。
同じ速さで振れるそれを見るうちに、
自分が立っていることさえ不思議に感じる。
手に持ったブドウの青について考えようと
したが、それよりもこの実を早く食べたく
なった。
ブランコから見上げた空には、
雲に思えない何かを見つけた。
形の歪んだあれは、細くゆらめきながら
わたしに近づき、動き続けながら世界を
変えていく様だった。
日々たくさんの出来事の中で、わたしは
ずっと、機嫌のいい独り言を描いている
のかもしれない。(林 柚里)
こちらの作品は「草むらに突っ込むイヌ」だそうです!ありそうな瞬間で思わず「フフッ」と笑みがこぼれます。
もう片側の壁面にはノート状の作品が展示されています。こちらは手にとって鑑賞OKです。旅の想い出や日常で出会ったものを描いたのだそうです。
こちらはなんだろう?と思いきや、なんと「バター」でした!トーストの上に乗ったバターを描いているのだそうです。他にもローズマリーだけを描き続けたノートや、色々な猫のシッポだけを描いたノートなど、想像を膨らませながら鑑賞するのも楽しみ方のひとつ♪
これらの作品を前にすると、ほっこりとした余韻が残るようでした。
オリジナルグッズ新作も登場
「MOMO GALLERY」オリジナルグッズコーナーに、秋冬に重宝するニットキャップが仲間入りしていました!他にもオシャレなグッズが見つかるのでぜひチェックしてみてください。
お近くにお住まいの方はもちろん、ゆっくりアートに触れたい方にもおすすめの展示です。最終日の11月23日(日)には林さんも在廊されるそうですよ。
ぜひ一度足を運んで、思わずクスっと笑ってしまう作品を実際に体験してみてはいかがでしょうか。
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