【名古屋市東区】図形が語る静かなリズム。川浦真歩さんの個展「まる、さんかく ばつ。」MOMO GALLERYで開催中!
名古屋市東区にある「MOMO GALLERY」では、グラフィック作家・川浦真歩さんの個展『まる、さんかく ばつ。』が開催中です。会期は2025年7月27日(日)まで(金・土曜は休廊)。
リソグラフやシルクスクリーンといったアナログ印刷を駆使し、図形と構成によって“視覚的なリズム”を描く作品群が並びます。
タイトルにある「まる、さんかく、ばつ。」は、今回の展示の軸。丸や三角といった基本的な図形が、紙の上で静かに動き出すような心地よいリズムを奏でます。
川浦真歩さんに聞く、図形の魅力と紙面のリズム

川浦真歩さん
「丸や三角をただ並べるだけで、重さや速さ、空気の流れのようなものがふわっと立ち上がってくるんです」。そう語るのは、本展の作者・川浦真歩さん。
作品づくりの出発点は「ドローイング」。学生時代から、毎日20枚のドローイングを描くことを日課にし、卒業後も週に1度、描き続けてきたそうです。
今回の展示で印象的なのは、等間隔に並べられた“丸”と、そこに重なる“線”の組み合わせ。その構成には、リズムを生み出す意図があるといいます。「線の置き方を少し変えるだけで、ポスターの印象やテンポが変わる。視覚的なデザインの面白さですね」とにっこり。作品は、リソグラフやシルクスクリーンといったアナログ印刷技法で出力。川浦さんにとっては趣味でもあり、日々その仕組みを研究しながら制作しているのだとか。
色彩も「3色を重ねてポップで明るい印象に」と、若い層にも親しみやすいトーンに統一。視覚的に心地よく、目で追いたくなるような構成を心がけているそうです。また、草を結ぶイメージから構成した作品や、印刷技法の面白さを追求した“顔”のモチーフなど、遊び心やユーモアも光る表現が印象的です。
なんとフライヤーも9種類!全種類集めたくなります。
展示作品はフレームの有無が選べるほか、ZINE、ステッカー、キーホルダーなどのグッズも販売中。
顔をモチーフにしたステッカーは透明スマホカバーなどに入れてもカワイイと思います!
ZINEは会期最終日となる2025年7月27日(日)に公開製本作業が行われる予定で、その様子を間近で見ることができます。
なお、展示作品は「MOMO GALLERY」のオンラインショップでも8月3日(日)まで購入可能。気になる作品があれば、そちらもチェックしてみてください。
身近な図形が語り出す、静かなグラフィックの世界。図形のリズムと余白を感じに「MOMO GALLERY」へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
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