【名古屋市東区】連続テレビ小説『虎に翼』で注目される「名古屋市市政資料館」がロケ地巡りの人たちで賑わっています！

NHKの連続テレビ小説『虎に翼』の、ロケ地のひとつとして話題になっている「名古屋市市政資料館」に行ってきました。名古屋市東区にある「市政資料館」は、大正11年から50年以上、裁判所として使われてきた歴史ある建物です。19世紀ヨーロッパのネオバロック様式で建てられた、宮殿のような佇まいから、結婚式や撮影会などにも使用されています。2023年にはナゾトキ街歩きゲーム『地下迷宮に眠る謎』でも、多くの人々が訪れて賑わっていました。1階事務所近くには『虎に翼』のパネルや、出演者のサイン色紙が飾られていました。人気撮影スポットは、なんといっても大理石造りの中央階段です。ステンドグラスから日差しが差し込み、その美しい佇まいに目を奪われます。この日は平日でしたが『虎に翼』ロケ地めぐりを楽しむ方たちが、多数訪れていました。来館された2名の方に、お話を伺ったのですが、名古屋市在住で『虎に翼』をきっかけに初めて「市政資料館」にいらっしゃったそうです。今一度、名古屋の歴史的スポットとして人気が高まっています！罪と罰がつり合うことを意味する、天秤をモチーフとしたステンドグラス。地下には「留置場」があり、監獄体験ができます。地下は写真だと明るく見えるのですが、実際は1階や2階に比べると少々薄暗く、静かなため少しドキドキします。市政資料館独居房に入ってみました。もし「留置場」に入れられてしまったらと思うと怖いですね。大人数も収容していた「雑居房」の中にも入れます。グルっと建物内をひと周りできる2階の廊下。2階の窓から中庭を見下ろすと、まるでヨーロッパに来たような気分に。市政資料館大正時代の趣を感じる会議室です。人形たちによる法廷の様子も展示されています。こちらは明治憲法下での法廷の様子。戦前の弁護士の法服・法冠の実物も展示されていました。名古屋地方裁判所の判事だった方が、退官されて弁護士になった当時に実際に着用されていたものだそうです。古代の官服のイメージに、ヨーロッパの法服を参考にした和洋折衷のものとなっています。市政資料館現行憲法下の法廷の様子です。被告の服装がジーンズを着用しているところなど、生々しさを感じます。このような展示以外にも、明治期～現在の名古屋の街の変遷の様子がわかる展示や、『愛・地球博』のメモリアル展示もあり、すべて無料で見学できます。「市政資料館」主催の『【謎解き】タイムトラベラー或る判事からの挑戦』も継続開催しています。家族や友達同士、カップルで楽しめそうですね！「市政資料館」は、名古屋市民に向けて、会議・集会・研究会・講習会・作品展示などの活動を行える集会室も貸し出しています。外のベンチでは木陰でのんびりと「市政資料館」の外観を眺めることができます。『虎に翼』ロケ地めぐりはもちろん、憩いの場として「名古屋市市政資料館」に訪れてみてはいかがでしょうか？